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鍵盤高さ
鍵盤の高さを規定の寸法に88個の鍵盤ひとつひとつを揃えて行きます。
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鍵盤の高さはアクションの運動量を決める為に大切な作業のひとつです。
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鍵盤深さ
鍵盤の高さが決まったら、鍵盤の沈む深さを規定の寸法に合わせて行きます。
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88個の鍵盤ひとつひとつにこの様な作業を施します。
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鍵盤はシーソーの様に動いていて、反対側にあるアクションを持ち上げる働きをしています。
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他に鍵盤の間隔、傾きなども調節します。
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ロストモーション
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鍵盤から伝わる運動が初めて別のパーツへと伝わる部分です。
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ここの上下位置ににょってアクションの運動効率が変わります。
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ロスや張りの無い状態にして、鍵盤の運動量を確実にアクションへ伝えれるように88ヶ所全鍵盤数分の調節をして行きます。
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レットオフ
鍵盤からの運動が最終的にハンマーへ伝わって弦を叩くのですが、その運動をいつまでハンマーへ伝えるかを決める作業です。分りやすく言うとボールを投げる時、ピッチャーがどこでボールを放すのか?を決めるような物です。ボールを放すタイミングが早くても遅くてもうまくボールを投げる事ができませんよね。
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ハンマー弦あわせ
レットオフ後のハンマーがピアノ弦をきちんと叩くために位置を合わせる作業です。
ハンマーの数は鍵盤数分ありますので、88ヶあるハンマーの位置をひとつひとつ弦に合せて行きます。
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ハンマーバックストップ
鍵盤を抑えきった状態でアクションの一部であるキャッチャーがハンマーを受け止める位置。この位置が悪いと一回の打鍵で2回音が出たりします。
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※画像にポインタを合わせると、作業前の状態がわかります。
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ダンパー始動
ダンパーは弦を押さえて音を止めるための部品です。この部品がないとピアノの弦が発音しっ放しで、演奏どころではありません。この作業では音を止めるタイミングを調節します。早すぎると弦を押さえきれずに音が残ります。遅すぎるときちんと発音しません。また、鍵盤からの運動はダンパーへも連動しているので適切な止音位置にすることで、快適な鍵盤操作を得ることもできます。
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